胃腺神経内分泌癌術後肝転移に対して肝切除を施行した1例
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概要
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71歳,女性.2007年6月,幽門部に2つのIIa病変と2型病変を認め,幽門側胃切除を施行した.IIa病変についてはいずれも高分化型腺癌,2型病変は腺神経内分泌癌と診断された.術後S-1を投与していたが,15カ月目に肝S8に孤立性転移を認め,肝部分切除術を施行した.その病変は胃腺神経内分泌癌と同様の組織所見であった.術後S-1+CPT-11を半年間,次いでS-1単独治療を16カ月間施行し,肝切除後28カ月間経過した現在,再発兆候はみられない.
- 財団法人 日本消化器病学会の論文
- 2011-11-05
著者
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