フルマウスリコンストラクションにより咬合の安定を得た症例
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概要
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症例の概要 : 患者は70歳女性で, 咬合痛と咀嚼障害を訴えて来院した. 咬合支持の喪失と咬合高径の低下が認められたため, プロビジョナルレストレーションを用いて咬合挙上を行い, 新たに, アンテリアガイダンスを設定し, 咬合の安定を確認した後に最終補綴装置を装着した.考察 : 固定性のブリッジにより両側性の咬合支持を確立し, 適切なアンテリアガイダンスを付与できたことにより, 義歯の予知性も高まり6年半経過後も良好な経過を得たと考えている.結論 : 咬合崩壊を起こしている症例では, 適切な咬合支持とアンテリアガイダンスを回復させることが重要である.
- 2008-07-10