前歯歯根破折を生じた低位咬合に対し咬合再構成を図った症例
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
症例の概要: 69歳男性. 上顎前歯部の歯根破折を伴う前装冠脱離を主訴に来院した, 下顎義歯沈下による咬合支持不足と摩耗した補綴物によるわずかの咬合低下を認めたため, 全顎的な補綴処置を行った. その後1本の喪失歯はあったものの現在まで14年経過するが良好な状態が保たれている.<BR>考察: 咬合支持の弱体化が始まった歯列に対し積極的に補綴処置による咬合再建を行ったことが咬合崩壊を防いだものと考えられる.<BR>結論: 欠損歯列において良好な予後を得るためには定期的なリコールを継続していくことにより, 咬合状態の変化を注意深く観察していく事が重要である.
- 2007-04-10
著者
関連論文
- 空手道におけるマウスガードを考える : (財)全日本空手道連盟ナショナルチームにおけるアンケート調査から
- アクリル系軟質リライン材が総義歯患者の食品摂取に及ぼす影響
- アクリル系軟質リライン材使用総義歯の栄養摂取に及ぼす効果 : 無作為割付臨床試験による検討
- スペシャルオリンピックス日本冬季ナショナルゲーム長野における歯科的サポート活動 : 特にフロアホッケーアスリートに作製したカスタムメイドマウスガードについて
- 開咬による咀嚼障害を訴えた高齢者慢性関節リウマチの一例
- 新義歯装着が無歯顎患者の食生活と栄養摂取状況に及ぼす影響について
- アクリル系軟性裏装材が総義歯患者の栄養摂取に及ぼす臨床効果の検討
- 総義歯装着者の栄養充足率および咀嚼に関する主観評価について
- アクリル系軟性裏装材が総義歯患者に及ぼす臨床効果の研究 : 痛みと褥瘡について
- アクリル系軟性裏装材が総義歯患者に及ぼす臨床効果の研究 : 短期患者満足度について
- 顔面形態に関する研究 : 総義歯調製時の情報収集に関する基礎的検討-第2報-
- 顔面形態に関する研究 : 総義歯調製時の情報収集に関する基礎的検討
- 赤外線応力画像法による下顎骨の力学的対応に関する基礎的研究 : 第1報 ストレインゲージ法との比較による赤外線応力画像法の有効性
- 平成14・15年度における日本大学松戸歯学部付属歯科病院の歯科医師臨床研修状況
- 加熱重合型床用アクリルレジンの重合ひずみ : I. 平板ダンベル方試験体の室温徐冷
- 臼歯部遊離端欠損にインプラント治療を行った1症例
- 前歯歯根破折を生じた低位咬合に対し咬合再構成を図った症例