低位咬合に対する補綴的アプローチの1症例
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概要
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症例の概要: 上顎左側第一大臼歯が腫れて痛い事を主訴に来院した58歳男性. 左側顎関節部の疼痛もみられた. 各種検査により咬合不調和と重度の歯周疾患が原因と考えられた. 客観的な基準を参考にし, 機能回復を図った. 最終補綴終了後, 定期観察を行い, 現在4年が経過した. 左側第一, 第二大臼歯は抜歯したが, 保存した他の歯は腫脹や違和感等はなく経過している.<BR>考察: 生体に調和した咬合再構成を行う事により, 残存歯や周囲組織の保護が出来たと考えられた.<BR>結論: 生体に調和した咬合の構築は, 歯科補綴治療において重要であり, また, 客観的な基準を用いる事は再評価時に有効であることが示唆された.
- 社団法人 日本補綴歯科学会の論文
- 2006-10-10
著者
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