産業廃棄物税の排出抑制効果に関するパネルデータ分析
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
全国47都道府県のパネルデータを用いて,産業廃棄物税導入による産業廃棄物の排出抑制効果について,課税方式別に分析する。併せて,経済状況が排出量に与える影響についても分析する。分析の結果,多くの県で導入されている最終処分業者特別徴収方式の場合,導入3年目以降に一定の削減効果が確認される。一方で,その他の課税方式では有意な排出削減効果は確認されず,特に三重・滋賀両県で導入されている排出事業者申告納付方式では,むしろ排出増加が確認される。また経済状況に関しては,すべての経済活動指標が排出量にプラスに働くことが確認される。最後に,産業廃棄物税導入による排出抑制効果が一部にとどまっている要因について考察する。
- 2011-05-31
著者
関連論文
- 廃棄物広域処理施設の設置計画における住民の選好形成に関する研究
- 住民の選好に基づいた廃棄物処分場設置のインパクト評価
- 住民の選好に基づいた廃棄物処分場設置の社会経済的評価--選択型実験の廃棄物計画への応用 (第13回廃棄物学会研究発表会) -- (廃棄物管理・計画(2))
- 産業廃棄物税の排出抑制効果--パネルデータを用いた分析
- 岩手県における産業廃棄物の産業連関分析
- 青森・岩手県境産廃不法投棄現場の環境再生に関する社会経済的評価
- 廃棄物広域処理施設設置とその補償制度に関する社会経済的評価
- 産業廃棄物税の排出抑制効果に関するパネルデータ分析
- Choosing a Siting Plan for a Waste Disposal Facility for Wide Area Management: A Study of Public Preference Formation