昼間の30℃の継続時間がトルコギキョウ覆輪品種の花弁の着色割合と長幅比に及ぼす影響

元データ 2011-06-01

概要

トルコギキョウ覆輪品種の花弁の着色割合と長幅比の関係を調べるために自然光利用型のファイトトロンを用い, 夜間を15℃とし, 昼間の30℃の継続時間を10, 6, 4, 2および0時間とした5つの試験区を設け, 第1花の雌ずい形成期〜第3花が咲き揃うまで栽培した. 30℃の継続時間が4時間以上あれば, 花弁の40%以上が着色した花弁はほとんど見られず, 覆輪発現は乱れないことが明らかになった. 2時間区では, 花弁の10%が着色した花弁〜90%以上が着色した花弁まで異なる着色割合の花弁が幅広く生じた. 小花の次数別に花弁の着色割合と長幅比の関係を調べたところ, 第2〜4花で1%水準の有意な負の相関関係が認められた. このことから, トルコギキョウの覆輪発現の乱れは, 花弁の長幅比すなわち花弁の形の変化を伴って生じることが示唆された.

著者

渡辺 功 熊本県農業研究センター

関連論文