マイクロ波照射したパラジウム触媒によるポリ塩化ビフェニルの脱塩素化分解反応速度
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概要
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PCBは有害物質であり,国内では2016年までの処理が法律で義務づけられている。本研究では,マイクロ波と触媒の組合せによるPCB無害化処理の反応速度を,低濃度PCB,高濃度PCB2つのケースについて分解速度定数を求めることで定式化することを目的とした。マイクロ波照射下での触媒によるPCB分解速度は,PCB濃度の一次に比例するとし,低濃度,高濃度それぞれのPCB分解速度定数を求めた。パイロットおよびラボ規模で反応器の大きさが異なっていても,実験条件に対して計算されるPCB分解量と,それぞれの場合の実測値との一致は比較的良好であった。これにより,分解処理されるPCBの量に見合った適切な反応器の設計と運転条件の決定が可能となった。
- 2010-11-30
著者
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天野 耕治
東京電力(株)エネルギー環境研究所
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下条 幹雄
東京電力(株)エネルギ-・環境研究所
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天野 耕治
東京電力(株)技術開発研究所
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金森 悟
東京電力(株)技術開発研究所
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伊藤 鉱一
東京電力(株)技術開発研究所
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下条 幹雄
東京電力(株)技術開発研究所
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伊藤 鉱一
東京電力(株) 技術開発研究所
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金森 悟
東京電力(株) 技術開発研究所
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天野 耕治
東京電力(株) 技術開発研究所
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下条 幹雄
東京電力(株) 技術開発研究所
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