膜脂質ドメインと膜脂質ドメインの調製 : これらは同じものだろうか?
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概要
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膜脂質ドメインに関する初期の考えは,人工膜に基づいた実験モデルと,調節された条件で細胞の界面活性剤処理によって得られた細胞ライセートを密度勾配遠心することによって調製された膜画分の研究から主に導かれた。これらの研究によって,ゴルジ体がタンパク質を選別し,「ラフト」(スフィンゴ糖脂質,スフィンゴミエリン,セラミドそしてコレステロールに富んだ膜脂質ドメイン)を介してそれらを細胞膜へと輸送するという生物学的概念が導入された。この概念は,この 10 年間に進化,発展してきたが,今や様々な実験的アプローチによって,こうしたドメインをインタクトな細胞で観察することも可能になってきた。ここでは,細胞膜に存在するものと,我々が研究室の試験管の中で細胞膜から調製できるものとをきちんと区別することの必要性について議論する。
- FCCA(Forum: Carbohydrates Coming of Age)の論文
- 2008-12-02
著者
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Sonnino Sandro
Department Of Medical Chemistry Biochemistry And Biotechnology ; Center Of Excellence On Neurodegene
-
PRINETTI Alessandro
Department of Medical Chemistry, Biochemistry and Biotechnology ; Center of Excellence on Neurodegen
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Prinetti Alessandro
Department Of Medical Chemistry Biochemistry And Biotechnology ; Center Of Excellence On Neurodegene
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Prinetti Alessandro
Department Of Medical Chemistry And Biochemistry Study Center For The Functional Biochemistry Of Brain Lipids University Of Milan
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