シロクラベラ Choerodon shoenleinii 人工種苗の基質選択性
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概要
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シロクラベラ人工種苗の基質選択性を室内実験によって調べた。リュウキュウアマモの基盤(海草基盤)と枝状ミドリイシ類の基盤(サンゴ基盤)を設置し,人工種苗を 3 つのサイズクラスに分けた(10 mm≤TL<20 mm,20 mm≤TL<30 mm,30 mm≤TL<40 mm)。供試魚のサイズクラスの増加に伴い,海草基盤への寄り付きの度合は減少し,サンゴ基盤への寄り付きの度合は増加した。これらの寄り付きの度合はサイズクラス間で有意な差があった。以上の結果,本種の基質選択性はサイズによって変化すると考えられた。
- 2009-11-15
著者
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名波 敦
(独)水産総合研究センター西海区水産研究所石垣支所
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浅見 公雄
(独)水産総合研究センター西海区水産研究所石垣支所
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千村 昌之
(独)水産総合研究センター西海区水産研究所石垣支所
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名波 敦
(独)水産総合研究センター
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浅見 公雄
(独)水産総合研究センター八重山栽培漁業センター
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