無酸素脳症後の高次脳機能障害により日常生活が困難となった患者の1例 : 社会生活自立に向けての援助の試み : 透析看護の立場から
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概要
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今回,私たちは高カリウム血症による心肺停止に由来する無酸素脳症を発症し,その結果として高次脳機能障害症状を呈した症例を経験した.患者の行動と言動は一見,正常にみえるため私たちは最初高次脳機能障害の存在を認識できなかった.しかし,患者の注意,行動障害は著しく,それを確診した後はMSWスタッフ(Medical Social Worker Staff)と協力しながら医療,福祉両面からの援助を行った.その結果,患者は福祉スタッフの側面援助を受けながらではあるが独居生活が可能となり現在本院に通院中である.
- 社団法人 日本透析医学会の論文
- 2008-01-28
著者
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藤井 良一
高石藤井病院内科
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喜田 裕也
高石藤井病院内科
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西出 るみ子
藤井病院透析室
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西 徹也
藤井病院透析室
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西出 憲和
藤井病院地域医療連携室
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上之園 康久
藤井病院医療福祉課
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射手矢 巌
岸和田藤井第2診療所内科