サイトメガロウイルス感染性腸炎をきたした透析患者の1例
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概要
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症例は74歳,女性.2004年より血液透析中であったが,2008年1月下旬より,右下腹部痛が出現し,当科に入院した.入院当初,虚血性腸炎と考え治療を行ったが,症状の改善が得られなかった.大腸粘膜生検でサイトメガロウイルス(CMV)感染性腸炎と診断し,ガンシクロビル投与で症状は速やかに改善した.虚血性腸炎の鑑別診断としてCMV感染性腸炎も考慮する必要があると考えられた.
- 社団法人 日本透析医学会の論文
- 2009-03-28
著者
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小川 伸
市立横手病院看護科
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沼倉 一幸
市立横手病院泌尿器科
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小田嶋 傑
市立横手病院消化器内科
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小田嶋 千枝子
市立横手病院透析室
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佐々木 智美
市立横手病院透析室
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中村 勇美子
市立横手病院透析室
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小田嶋 明子
市立横手病院透析室
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和泉 奈保子
市立横手病院透析室
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小川 伸
市立横手病院透析室
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