アンチエイジングとDDS : アンチエイジングの標的臓器としての小腸機能
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概要
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抗加齢医学(アンチエイジング医学)は,加齢という生物学的プロセスに介入を行い,加齢に伴う動脈硬化や,がんのような加齢関連疾患の発症確率を下げ,健康長寿を目指す医学である.アンチエイジング医学は“加齢”に焦点を当てた究極の予防医学といえる.予防医学を考えるときに最も中心的な医学となる可能性を秘めた医学である.その方法として長寿遺伝子であるSir-2を活性化するカロリー制限(CR)治療が重要である.そして,その標的臓器としての小腸の重要性があり,DDSの1stステップと考えられる.今後,CRが脂質代謝や糖代謝に関わるPPARsなどの転写因子を制御する可能性の検討が必要である.
- 2009-03-13
著者
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白澤 卓二
順天堂大学大学院医学研究科加齢制御医学講座
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篠田 雄一
医療法人木下会 鎌ケ谷総合病院総合診療/リハビリテーション科
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白澤 卓二
順天堂大学大学院加齢制御医学
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白澤 卓二
順天堂大学大学院 医学研究科
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白澤 卓二
順天堂大学 大学院医学研究科 加齢制御医学講座
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