シスプラチン内包ミセルNC-6004のイギリスでの臨床第I相試験を行って
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概要
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ナノ粒子製剤である高分子ミセル制がん剤の臨床応用が進んでいる.シスプラチン内包ミセルであるNC-6004は,粒子径が30 nmと小さく,血流中に長期間滞留して血中にシスプラチンを徐々に放出する.このような特徴から,NC-6004にはシスプラチン治療で問題となる腎毒性の軽減や腫瘍血管のポアを通過することによる腫瘍組織への滞留性向上などが期待されている.このたび,がん患者を対象としたNC-6004の臨床第I相試験がイギリスで実施されたので,その結果について報告する.
- 2009-01-23
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