パクリタキセル内包ミセルNK105の臨床試験の状況
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概要
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NK105は,パクリタキセルを内包した高分子ミセルである.前臨床において,すぐれた血中滞留性と抗腫瘍効果,そして神経毒性の軽減が認められ,臨床第I相試験が行われた.推奨用量は150 mg/m2であり,用量制限毒性は好中球減少であった.薬物動態ではパクリタキセルの15倍のAUCが認められ,膵がん症例で1例の奏効例を認めた.現在,胃がん既治療例に対して臨床第II相試験が行われている.
- 日本DDS学会の論文
- 2009-01-23
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