固気系微粒子流動層の流動化特性と二相説
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概要
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GeldartのA粒子を流動化粒子に用いて層内気泡の諸量の空間分布を測定し,それらについて理論的に検討を加えた.さらにそれらの塔断面平均値に関する推算モデルを提出してそのモデルの妥当性を検討した結果,以下の知見を得た.1)局所の気泡頻度,気泡分率の塔半径方向分布は放物線状である.2)気泡弦長,気泡上昇速度は塔半径方向でほぼ一様である.3)断面平均の可視気泡流速はガス流速のほぼ70%である.4)これら気泡諸量の断面平均の実測値は本研究で提出された推算モデルによる値と良好に一致する.また,このモデルは気泡の分裂を生じない粒子についても,その気泡径を十分な精度で推算する.
- 2008-11-20
著者
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黒岡 武俊
富山大学大学院理工学研究部 機能性分子創生変換システム学系
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山崎 量平
富山大学大学院理工学研究部 機能性分子創生変換システム学系
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劉 貴慶
富山大学大学院理工学研究部 機能性分子創生変換システム学系
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