糖鎖構造生物学のための安定同位体標識技術の開発と応用
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概要
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タンパク質に結合している糖鎖はそのタンパク質の溶解性や安定性を決定するばかりでなく,タンパク質機能部位の三次元構造の構築に関与していることが明らかとなりつつある。糖鎖の役割を高次構造の観点から解明することは基礎生命科学と創薬等の応用科学のいずれにおいてもますます重要な課題となりつつある。こうした状況において,著者らは核磁気共鳴(NMR)法を利用した複合糖質の構造生物学研究の方法論の開発に取り組んできた。特に,合成化学,酵素化学,細胞培養技術を用いて糖タンパク質の安定同位体標識技術を確立したことにより,糖タンパク質の立体構造,ダイナミクス,相互作用を原子レベルの分解能で解析する方法を切り拓いた。
- 2008-03-02
著者
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YAMAGUCHI Yoshiki
RIKEN, Advanced Science Institute, Chemical Biology Department, Systems Glycobiology Research Group,
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Yamaguchi Yoshiki
Riken Advanced Science Institute Chemical Biology Department Systems Glycobiology Research Group Str
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