質量分析による糖鎖解析
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概要
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近年の質量分析装置の著しい性能向上によって,プロテオーム解析が飛躍的に進展するとともに質量分析の糖鎖解析への応用も進んだ結果,質量分析は糖鎖解析の主要な分析法になった。しかしながら,質量分析装置の操作性の向上によって多くの研究者が質量分析装置を気軽に扱えるようになったものの,糖鎖解析において質量分析はまだ発展途上の段階であり,解析を行うにあたっては質量分析装置の原理を理解するとともに,得られたマススペクトルを正しく理解することが重要となる。本稿では,実例および留意点等を示しながら MALDI および ESI 質量分析による糖鎖解析について解説する。
- FCCA(Forum: Carbohydrates Coming of Age)の論文
- 2008-01-02
著者
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Iida Tetsuo
Application Development Center Shimadzu Corporation
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Sekiya Sadanori
Koichi Tanaka Mass Spectrometry Research Laboratory Shimadzu Corporation
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