アルツハイマー病治療薬の基礎
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
アルツハイマー病(AD)はかつてnon-treatableと言われてきた.しかし近年,コリン仮説に基づいた創薬研究からコリンエステラーゼ阻害薬が開発され,薬物治療の対象となった.現在ではタクリン,ドネペジル,リバスチグミン,ガランタミンが上市されている.さらにNMDA受容体拮抗薬のメマンチンが承認されている.一方,ADの根本治療の研究開発も進められており,ADの原因および発症に密接に関与しているとされるアミロイド・βタンパク(Aβ)に関する研究から,Aβの産生・代謝に関与する酵素阻害薬および免疫療法などが開発されてきている.将来これらの研究成果が実を結び実際の治療に寄与していくことを期待したい.
- 2007-12-01
著者
関連論文
- アルツハイマー病治療薬の基礎
- Design and Characterization of Electrochemical Detector for High-Performance Liquid Chromatography and Application to the Determination of Biogenic Amines
- コリン仮説とアルツハイマー病治療薬
- アルツハイマー病治療薬塩酸ドネペジル (Aricept^R) の薬理学的特性
- アルツハイマー病治療薬塩酸ドネペジル(Aricept)の研究開発 (最先端創薬--戦略的アプローチと先端的医薬品) -- (先端的医薬品--単一成分に対するアプローチ)
- アルツハイマー病治療薬塩酸ドネペジルの研究開発
- Alzheimer 病治療薬 Donepezil hydrochloride (Aricept_) の薬理学的特性
- 企業研究者が日本薬理学会へ積極的に参加するために
- エーザイ ロンドン研究所紹介
- Pressure Makes Diamond を心に秘めて : 塩酸ドネペジルの創薬研究