間接酵素抗体法による養殖アユの冷水病の診断
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概要
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アユの冷水病について間接酵素抗体法による診断方法を検討した。 本法は対照とした細菌性出血性腹水病の原因菌 Pseudomonas sp. との交差反応は認められず, Cytophaga psychrophila を明瞭に染め分けかつ簡便に観察を行うことが可能であった。 また, 感染魚の脾臓塗沫標本では青く染まる長桿菌の菌体が観察された。 自然感染魚について培養法と比較した結果, 本法は養殖アユの冷水病の迅速診断に十分使用しうることが明らかとなった。
- 日本魚病学会の論文
- 1998-09-15