アイゴにおけるレンサ球菌症の症例について
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概要
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1994年9月から10月にかけて, 福井県の浦底湾で漁獲され, 水産試験場の陸上水槽で飼育されていたアイゴに大量死が発生した. 病魚の症状は狂奔遊泳などの異常行動と, 体色黒化, 口唇部・眼球などの出血を主徴とし, 病魚の脳からは連鎖状球菌が純培養状に分離された. 分離菌をアイゴに接種したところ, 病原性が確認された. 分離菌の生物学的および生化学的性状を調べたところ, 本菌は Streptococcus iniae に同定された。
- 日本魚病学会の論文
- 1996-03-15