原発性アミロイドーシスの肝腫大にともなう難治性腹痛に対し腹腔神経叢ブロックが著効した1例
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概要
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症例は51歳女性。原発性アミロイドーシスにともなう著明な肝腫大により腹痛が出現。モルヒネの投与を行ったが効果不十分であったため腹腔神経叢ブロックを施行し、有効な除痛を得ることができた。腹腔神経叢ブロックは内臓痛の緩和を目的として施行されるが、手技的に簡便であり重篤な合併症も少ない。腹腔神経叢ブロックは良性疾患および腹部悪性腫瘍にともなう難治性疼痛に対し重要な除痛手段の1つであると考える。
- 財団法人 日本消化器病学会の論文
- 2007-04-05
著者
-
小林 由夏
立川綜合病院消化器内科
-
堀 高史朗
立川綜合病院消化器内科
-
野中 雅也
立川綜合病院消化器内科
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飯利 孝雄
立川綜合病院消化器内科
-
藤原 真一
立川綜合病院消化器内科
-
森田 慎一
新潟大学医歯学総合病院第3内科
-
藤原 真一
立川綜合病院 消化器センター
-
原 弥子
立川綜合病院消化器内科
-
森田 慎一
立川綜合病院消化器内科
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杉谷 想一
立川綜合病院消化器内科
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堀高 史朗
立川綜合病院消化器内科
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飯利 孝雄
立川綜合病院消化器センター
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