複数のすべり面を持つ地すべりに対する受働杭型くさび杭の定式化
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概要
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複数のすべり面を持つ地すべりに対する対策のための受働杭型くさび杭の設計計算法を定式化した。定式化の骨子はすべり面での変位の不連続性を考慮できるようにChangの式を拡張した杭の基本式とヤンブ法に準じた斜面安定性評価理論を連成させたところである。本方法により移動層の全体変位, 各スライスの内力とその作用位置, 杭に発生する応力等設計に必要な諸量を得ることができる。計算例は, 全体としての移動層の諸元が同じであっても, 1層である場合と2層である場合には発生する応力・変形量等に大きな差があることを示している。
- 社団法人 日本地すべり学会の論文
- 2007-01-25
著者
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