血管障害と治療薬を結ぶ薬理ゲノミクス解析
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概要
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分子薬理学のパスウェイ解析は従来からの点と線の一次元ネットワーク（図1）から，最近になり薬理ゲノミクスのネットワーク解析（図2）が可能となり二次元ネットワークへとシフトしてきている．分子薬理学では，薬物と薬物受容体の分子間相互作用とそのシグナル伝達機構としての薬理パスウェイ解明を試みてきた．その中で薬物投与の適応症である疾患との相互作用こそが薬理作用そのものであり，薬理学の分野において解明すべき事柄であることから，ここに紹介する方法は非常に有用な実験補助手段となる．実例として循環器薬の作用機序におけるレニン・アンジオテンシン系阻害薬やHMG-CoA還元酵素阻害薬の薬理ゲノミクスネットワーク解析を試みた（図3）．さらにネットワーク解析の将来展望についても触れた．
- 社団法人 日本薬理学会の論文
- 2006-09-01
著者
-
田中 利男
三重県立総合医療センター脳神経外科
-
田中 利男
三重大・院医・薬理ゲノミクス
-
田中 利男
三重大学大学院医学系研究科薬理ゲノミクス
-
岡 岳彦
三重大学大学院医学系研究科薬理ゲノミクス
-
岩尾 洋
大阪市立大学第一内科薬理学
-
田中 利男
三重大学医学部
-
田中 利男
三重大学薬理
-
岩尾 洋
大阪市立大学大学院医学研究科 分子病態薬理学
-
岩尾 洋
大阪市立大学医学部薬理学
-
岩尾 洋
大阪市立大学 大学院 医学研究科 分子病態薬理学
-
岩尾 洋
大阪市立大学大学院 医学系研究科 分子病態薬理
-
田中 利男
三重大学大学院医学系研究科 薬理ゲノミクス
-
岩尾 洋
大阪市立大学医学部薬理学教室
-
岩尾 洋
大阪市立大学 第1内科
-
田中 利男
三重大医
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