NPY拮抗薬の開発と抗摂食効果
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概要
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ニューロペプチドY(NPY)は,強力な摂食促進ペプチドであり,視床下部に存在する7回膜貫通型受容体を介して,その作用を惹起する.現在,5つの受容体サブタイプがクローニングされているが,中でも,Y1およびY5受容体がNPYの摂食促進作用に関与していることが示唆されている.我々は,サブタイプ選択的な低分子化合物と受容体欠損マウスを用いた実験を通して,それぞれの受容体の更なる機能解析を行った.その結果,Y1およびY5両受容体ともに,摂食行動において重要な役割を果たしている受容体である事を確認した.しかしながら,Y1およびY5受容体は,NPY関連の摂食行動において,異なる役割を有することが示唆された.
- 社団法人 日本薬理学会の論文
- 2006-02-01
著者
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深見 竹広
万有製薬 つくば研
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金谷 章生
万有製薬つくば研究所
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岩浅 央
萬有製薬つくば研究所
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岩浅 央
東北大学理学部生物学教室
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石原 あかね
萬有製薬つくば研究所
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石原 あかね
万有製薬つくば研究所
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岩浅 央
万有製薬つくば研究所
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MACNEIL Douglas
Merck Research Laboratories, Merck & Co., Inc.
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深見 竹広
万有製薬つくば研究所
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Macneil Douglas
Merck Research Laboratories Merck & Co. Inc.
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