オゾンによる植物影響評価へのヨーロッパにおける取り組み
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概要
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ヨーロッパでは対流圏オゾン濃度の増加と、慢性的な植物影響が指摘されている。国際的な森林モニタリングネットワークであるICP Forestsでは、パッシブサンプラーを用いたオゾン濃度の広域的評価に加え、特徴的な可視障害の観察手法について、観察マニュアルの整備、観察基準を校正するための国際トレーニングコースの実施、各地域ごとにデータ検証センターの設置など、精度保証・精度管理も考慮して精力的に取り組んでいる。これらの事例は、野外でオゾンの植物影響を精度高く評価しようとする試みとして、東アジア地域にとっても有用な情報である。
- 社団法人大気環境学会の論文
- 2005-08-10
著者
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佐瀬 裕之
酸性雨センター
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佐瀬 裕之
(財)日本環境衛生センター酸性雨研究センター
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佐瀬 裕之
(財)日本環境衛生センター酸性雨研究センター生態影響研究部
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戸塚 積
(財)日本環境衛生センター酸性雨研究センター生態影響研究部
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佐瀬 裕之
(財)日本環境衛生センターアジア大気汚染研究センター生態影響研究部
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