国内における医学系会議資料の発行形態の分布(<特集>会議録・会議資料)
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概要
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国内医学系の学術団体は非常に多数存在しており, それらが発行する会議資料の総数もまた膨大である。(財)国際医学情報センターが所蔵する会議資料と「日本の医学会会議録データベース」を使用して, 予稿集, 会議録それぞれの発行状況と形態を調査し, 学術団体の規模ごとに分析を行った。その結果, 主要な学術団体の予稿集, 会議録については雑誌掲載の傾向が強いことがわかった。これは医学系会議録の単行書があまり刊行されない事実と関係していると思われる。雑誌形態をとることにより予稿集の収集は容易となるが, 会議資料としての性格が隠れてしまう危険性もある。しかし, いくつからの点からみて, 会議資料はGrey Leteratureの領域から徐々に脱しつつあるとの印象を持った。
- 2005-05-01