フレネル束ねを応用した探触子短軸ビームの改善(医用超音波)
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概要
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超音波診断装置の画質に影響する方位分解能を決める要因の一つは, 超音波ビームのビーム幅である。長軸方向のビームは, 口径方向の振幅重みにより, サイドローブの低減, 焦域の拡大が実現されている。さらに, 電子的ダイナミックフォーカスにより任意深度において良好な方位分解能が実現できる。一方, 短軸方向は, 音響レンズによる固定フォーカスが一般的であり, 焦点近傍以外は, 広いビームであり, 特に近傍での改善が望まれている。本報告では, 振動子を短軸方向に音響レンズを考慮してフレネル分割し, 位相反転のみでフォーカスを実現する方法を提案した。本手法をシミュレーションで検討し, 短軸多段フォーカスの可能性を示した。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2005-06-17
著者
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篠村 隆一
(株)日立メディコ 技術研究所
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篠村 隆一
日立メディコ技術研究所
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篠村 隆一
(株)日立メディコusシステム本部
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篠村 隆一
茨城大・工
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篠村 隆一
日立製作所中央研究所
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押木 光博
日立メディコ・技研
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押木 光博
(株)日立メディコ技術研究所
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押木 光博
(株)日立メディコ 技術研究所
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