40Gbit/s DWDMシステムにおける一括波長分散補償方式の検討(適応制御・計測技術, 高効率FEC技術, パフォーマンスモニタリング技術, 一般)
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概要
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1波長当りの伝送速度が40Gbit/sの高密度波長多重(DWDM)伝送システムにおいては、波長分散による波形劣化の補償(分散補償)が、実用化に向けた課題の1つとなっている。伝送速度が40Gbit/sのWDMシステムでは分散スロープを含めた、高精度な分散補償が不可欠である。また、システム運用時に予想される気温変動やファイバ長変化に対する適応的な分散制御も必要となる。これらの課題を克服する方法として、波長毎に可変分散補償器で補償する個別補償方式が有力な方式の一つとして挙げられるが、コスト面での負担が大きい。一方、複数波長をまとめて補償する一括分散補償方式は個別補償方式に比べて低コスト化に有効な方式として期待される。本報告では、分散シフトファイバ(DSF)510km, 43Gbit/s 37波WDM伝送における一括分散補償と気温変動や伝送路のルート変更・光ファイバ長変化に対する適応分散補償、さらには高スロープ分散補償ファイバを用いたDSF340km全波長一括分散補償実験において動作確認に成功したので、報告する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2005-06-10
著者
-
佐野 明秀
日本電信電話株式会社NTT未来ねっと研究所
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佐野 明秀
NTT未来ねっと研究所
-
片岡 智由
日本電信電話株式会社NTTネットワークサービスシステム研究所
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川崎 岳
日本電信電話株式会社NTTネットワークサービスシステム研究所
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松岡 伸治
Nttネットワークサービスシステム研究所
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片岡 智由
NTTネットワークサービスシステム研究所
-
川崎 岳
NTTネットワークサービスシステム研究所
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片岡 智由
Ntt光ネットワークシステム研究所
-
松岡 伸治
Ntt 未来ねっと研
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