同一チャネル干渉環境におけるアダプティブアレーの耐干渉適応制御法
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概要
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アダプティブアレーは, 同一チャネル干渉環境において干渉波を抑圧し, 所望信号を適切に受信するための有望な技術である.アダプティブアレーの制御法として, これまでMMSE (minimum mean square error)規範に基づくアルゴリズムが研究され, 受信アンテナ素子数よりも少ない干渉波を完全に抑圧できることが示されてきた.さらに, 信号伝送特性の向上を目指し, 受信アンテナ素子数以上の干渉波を抑圧する研究がなされている.その一つに, MMSEの代わりに誤り率を規範とするアルゴリズムがある.しかし, これらのアルゴリズムは主にBPSK (binary phase shift keying)変調信号を対象としている.本稿では, これらをQPSK (quadrature phase shift keying)変調信号用に拡張したものを提案し, 計算機シミュレーションにより同一チャネル干渉環境における提案アルゴリズムの有効性を示す.
- 2005-06-16
著者
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