ナノメートルサイズの金で起こる構造転移(最近の研究から)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
ナノメートルサイズの金は,正20面体(Ih)構造または5角10面体(Dh)構造を形成することが約40年前より知られてきた.これらの構造は結晶の並進対称性で禁止された5回対称を持つが,どの大きさから通常の結晶へ転移するかは未解明であった.我々は,気相中で熱処理された金ナノ粒子の高分解能電子顕微鏡観察によって,この問題に対する実験的解答を得ることができた.その過程において,ナノサイズ領域特有の構造転移(Ih→Dh転移)を発見した.
- 社団法人日本物理学会の論文
- 2004-11-05
著者
関連論文
- 21aPS-70 Cu-Au合金ナノ粒子の酸化過程(領域9ポスターセッション,領域9(表面・界面,結晶成長))
- 27aWR-2 その場X線回折による銅ナノ粒子の酸化過程の観測(微粒子・クラスタ)(領域9)
- 20aPS-59 銅ナノ粒子堆積膜の酸化過程の研究
- ナノメートルサイズの金はいかにして結晶になるのか?
- ナノメートルサイズの金で起こる構造転移(最近の研究から)