WebにOSを実装するためのーアプローチの紹介(サーバ技術)
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概要
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著者は、企業の研究所知識研究システム、営利活動を目的としたインターネットの活用について1985年頃から研究を行なってきた。特に1990年初頭からは、Webを主たる応用化技術として文書体系化を中心的な研究課題としてきた。1994年には、インターネットの商業化など社会的な応用化研究に進み、自動車産業におけるインターネットを活用した業界全体における同可能性の研究プロジェクトを実施してきた。そのような背景を持ちながら、この10年間で研究開発運用を行なったWebサイト、Webアプリケーション、Webサービスの総数は100を軽く超えることとなった。1997年頃、WebにOSがあればより効率的なWebの開発や、高度な運用体系を産み出せるだろうとの結論に至り、1999年後半から構造化文書技術を用いた文書体系のためのオペレーティングシステムをWebで利用可能にする実用化研究を始めた。WebにOSを実装する本研究は2002年から商業的に活用を行い、約2年間の販売実績ならびに応用拡大を経て、この度日本ヒューレット・パッカード社から商品化されるまでに成長進化することできた。1985年頃から始めてきた本研究のルーツを振り返りながら、WebにOSを実装するためのーアプローチをご紹介させて頂き、今後の基礎研究への多少の参考となれば幸いである。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2005-05-25