デジタル社会の消費者傾向と情報文化
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概要
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デジタル技術革新は現代人の行動パターンや伝統的な価値観に根本的な転換をもたらしつつある。それは例えば「時計の時間」から「人間の時間」への価値観の変化, また「文字の世界」から「無文字の世界」への志向の変化によって示されるが, こうした変化はかつてマクルーハンが「内爆発」と呼んだものである。本論文ではデジタル社会の消費行動と情報行動の分析を通じて情報文化の基本的な性格を明らかにする。ここで重要なことは, 新しい技術の発展と文化創造のプロセスを人間の適応行動の一環としてとらえ, これまでのような経済価値にのみ基礎を置く「狭い視野」を克服することであると思われる。
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