情報界の企業経営 : CALSの技術と革新の戦略的利用(I)
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概要
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近年, インターネットに代表される情報ネットワークで提供される情報源は急速に多様化, 大規模化しており, 人間の処理能力では対応が困難になってきている。それから, 情報技術の発達が, 企業の経営形態に大きな変革をもたらしている。その内容は, 情報技術の発達に伴い, 知識型・情報型組織を管理するために新しい組織原理が必要であり, 今後の企業活動の展開が情報空間を利用した経営に移行すると思われることから経営の電子化社会の形成へと進むと推測する。そして, 極めて専門化された分野での戦略同盟が増えている。ここでは, 新情報ネットワークシステム(CALS)がある意味での同盟関係にある。CALSは生存競争の中でより強い協調的な戦略が成長していき, また良い性能をムダなコストをかけずに達成するために適切な構成要素を選択することができ, それが重要であることを確認した。あらゆる面で効率良く, 効果的に組み合わせることにより, 有用性が現われる。CALS戦略を情報技術とネットワーク機能を前提として, ビジネスを展開したり, 協力, 資源の共有によって創造し提携することを現わし, 特に新情報ネットワークシステム(CALS)を中心にその特質と現状を論じる。
- 情報文化学会の論文