中枢神経系の kallikrein ファミリー serine protease
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概要
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日本解剖学会http://www.anatomy.or.jp/著者版近年,新たなserine proteaseが中枢神経内で同定されてきた.その代表的なものはkallikreinファミリーに属するKLK8/neuropsinとKLK6/protease M/neurosin/zymeである.neuropsinは海馬の神経細胞に豊富に発現し,細胞外基質や細胞接着因子を切断することで海馬のシナプス可塑性に関与をしている.又,中枢神経の損傷時にはオリゴデンドロサイトに発現し,ミエリンタンパク質の分解に寄与していると考えられる.protease Mはオリゴデンドロサイトに豊富に発現し,特に脳損傷時の機能が注目される.これらのプロテアーゼやそのインヒビターなどにより細胞外環境は複雑に制御されているものと考えられる
- 2003-09-01
著者
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