東頸城山地付近の地すべりの特徴 : 地すべり多発地帯の地質と土質
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概要
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新潟県東頸城山地は全国でも有数の地すべり多発地帯である。その素因としては, 新第三系の椎谷・寺泊層の泥質岩の分布と褶曲構造があげられている。褶曲構造別に詳細をみると, 背斜軸付近で地すべりが多発する傾向がある。また, 灰爪層基底の隆起・沈降量と地すべり発生との関係を検討すると隆起量の大きいところほど発生率ならびに発生頻度が高い。
- 2000-06-15
新潟県東頸城山地は全国でも有数の地すべり多発地帯である。その素因としては, 新第三系の椎谷・寺泊層の泥質岩の分布と褶曲構造があげられている。褶曲構造別に詳細をみると, 背斜軸付近で地すべりが多発する傾向がある。また, 灰爪層基底の隆起・沈降量と地すべり発生との関係を検討すると隆起量の大きいところほど発生率ならびに発生頻度が高い。