循環型社会形成推進基本計画の概要
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概要
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平成12年5月に制定された循環型社会形成推進基本法では, これまでの大量生産・大量消費・大量廃棄型社会を見直し, 適正な3R (発生抑制, 再使用, 再生利用) , 熱回収および処分によって, 天然資源の消費を抑制し, 環境負荷ができる限り低減される循環型社会の形成を進めることとされた。政府は, 本法に基づき平成15年3月に循環型社会形成推進基本計画を閣議決定した。本計画は循環型社会の形成に関する施策を総合的かつ計画的に推進することを目的とするとともに, ヨハネスブルク・サミット実施計画に基づき各国が策定する持続可能な生産・消費形態への転換を加速するための10年間の枠組みでもある。具体的には, 循環型社会のイメージを示すとともに, 数値目標として, 物質フローに基づく資源生産性, 循環利用率および最終処分量の目標と, 一人一日あたりのごみ排出量の抑制などの取組目標を定めている。
- 一般社団法人 廃棄物資源循環学会の論文
- 2003-09-30