ALSの人に対するコミュニケーション支援
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概要
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筆者は2人のALSの人に単一入力スイッチを用いたパソコン操作を指導するかたわら,2人を間接的に紹介した.一方の絵に他方が歌を詠むやりとりが2年以上続き,電子メールでの作品紹介が広がり,各地で二人展が開催された.“ALSの人同士の対話”“単一入力スイッチによる創造”など2人の作品にさまざまな意味づけがなされ,それが2人にフィードバックされた.2人の交流の条件と作品の意味作用を考察し,コミュニケーション支援における記号学的視点の有用性を示唆した.
- 2002-08-30