ハンセン病とPCR
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概要
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Polymerase chain reaction(PCR)による<I>Mycobacterium leprae</I>の遺伝子の検出は、従来の抗酸菌染色では検出できない少量の菌を高感度に検出することを可能にした。ハンセン病の診断には<I>M.leprae</I>の検出が決定的な診断根拠となるため、PCRの利用によって簡便かつ正確に診断することが可能になると期待される。横浜市立大学医学部皮膚科学教室では、<I>M.leprae</I>を検出するためのPCRを独自に設定し、多くの医療施設から検査依頼を受けている。ハンセン病におけるPCRについて解説するとともに、理論的な特徴、利用する際の具体的な注意点等を述べ、1994年から2000年までの7年間に当教室で行った59例の検査の結果を示した。
- 日本ハンセン病学会の論文
- 2001-02-28
著者
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