地域に開かれた養護学校の早期教育相談を支えるSTの役割
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概要
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東京都立七生養護学校では,1997,98年度文部省指定を受け,早期教育等に関する実践研究を行った.その目的は,知的発達障害を中心とした幼児の発達相談を行い,保護者や,幼稚園,保育園の指導者が,発達に問題を抱えて生活している幼児一人ひとりへの正しい理解を深め,適切な養育,最適な支援や助言ができるようにすることである.さまざまな主訴をもつ来談者に対応するため,言語や心理の専門職がこの研究活動に参加した.特に言語聴覚士(以下,ST)への期待は大きく,多方面での活動が求められた.人がよりよく生きていくために欠くことのできないことばに関する情報を発信できるSTが,教育現場の新しい試みにどのように関わり,支援できることは何であるのかをまとめ,21世紀のSTのあり方を展望した.
- 2000-08-30