希アルカリ性アセトン溶液を用いる草類タンパク質の抽出法
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
草類から食飼料に適したタンパク質を比較的簡便に, かつ高収量で分離する方法を確立するため, ホウレンソウほか20種の試料を用いて, 希アルカリ性アセトン溶液によるタンパク質の抽出条件を検討した。<BR>1) 供試試料を0.1% 2-ME含有0.05N NaOH性80-, 60-, 40-および20%アセトン溶液と0.1% 2-ME含有0.05N NaOH溶液とを用いて, 各3回, 順次タンパク質の抽出を行うことにより, 大部分の試料で, その純タンパク質は80%以上抽出された。ワラビ, スギナなど数種の試料での本法による純タンパク質の抽出率は低いが, NaOH溶液の濃度を0.1Nにすることにより, ワラビでの純タンパク質抽出率は59%に, その他の試料のそれは80%以上に増大した。<BR>2) 本方法での純タンパク質総抽出率は高いが, ホウレンソウ, 大根葉にあっては, 純タンパク質は26%内外加水分解され, 実際的には界面活性剤を用いるタンパク質の抽出法に, 操作上, また収率の面で劣るようである。
- 1995-10-10
論文 | ランダム
- ア-チダムの堤体および基礎岩盤の構造解析についての一考察--温井ダムの設計を例に
- 検査と診断--良性,悪性の鑑別を中心に 核医学検査でどこまでわかるか (特集 甲状腺腫瘍--鑑別診断と治療選択の戦略) -- (甲状腺分化癌)
- RI標識抗体を用いた腫瘍特異的な治療法の開発
- 特許記述言語(PML)と統合的特許工学システム (産業日本語関連)
- 特許請求項における多重多数項引用の検出と書き換え