養豚経営における窒素排泄量削減と飼料費低減のトレード・オフ分析
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概要
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養豚経営では,ふん尿の環境に与える負荷を軽減することが重要な課題になっている。その対策の一つとして,栄養管理によって排泄される窒素を削減する方法がある。しかしこの方法には,窒素の削減量に応じて飼料費が増加するというトレード・オフの関係がある。したがって,この方法の環境負荷軽減に対する有効性を検討するためには,このトレード・オフに対する養豚経営者の評価が必要である。そこで養豚経営者に対してトレード・オフ分析を行った結果,窒素排泄量の削減よりも飼料費の低減を重視していることが明らかになった。
- 日本養豚学会の論文
- 2000-12-25