エクスパンデッドベッドカラムクロマトグラフイーによるラクトフェリンの精製
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概要
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鉄との親和性が強く,種々の生理活性を示す有用な蛋白質であるラクトフェリンを,吸着剤としてストリームラインSPを用いたエクスパンデッドベッドカラムにより,脱脂乳から分離精製した.脱脂乳中でのラクトフェリンのストリ-ムラインSPへの吸着はラングミュアの等温式にしたがった.溶離液として用いたりン酸緩衝液中でもラングミュアの等温式にしたがい,吸着量は緩衝液中のNaCl濃度の増加とともに著しく減少した.エクスパンデッドベッドでの空塔速度約150cm/hの高速処理で純度ほぼ90%のラクトフェリンが90%に近い回収率で得られた.
- 社団法人 化学工学会の論文
- 2001-03-20
著者
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岡部 広直
国立八代工業高等専門学校 生物工学科
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森田 洋
The University Of Kitakyushu
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塩澤 正三
国立八代工業高等専門学校 生物工学科
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中川 靖博
国立八代工業高等専門学校 生物工学科
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森田 洋
国立八代工業高等専門学校 生物工学科
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内田 俊昭
雪印乳業(株) 技術研究所
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塩澤 正三
Department of Bioengineering
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