三相流動層に挿入した円柱表面から液への物質移動

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概要

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本研究では，内径82mmの三相流動層において外径20mmの垂直円柱電極あるいは水平円柱電極を挿入し，限界電流法を用いて円柱表面中波間の物質移動係数を測定した．流動化粒子として，3種類のガラスビーズ（平均径，2.2-5.2mm），および3種類のアルミナビーズ（平均径0.75-3.0mm）を用いた．固中液間物質移動係数に及ぼす液速度，ガス速度，粒子径などの操作因子の影響について検討した．円柱表面一液間の物質移動係数に関する一般的な無次元相関を，修正ノー因子を用いる方法および液単位質量あたりのエネルギ-散逸速度を用いる方法によって検討した．それぞれの方法において，固一液流動層および三相流動層の両操作を包含して適用できる統一的な実験式を得た．また，円柱表面の境膜を通しての物質移動と熱移動の間にアナロジーが存在することを確認した．
社団法人　化学工学会の論文
2001-07-20

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