気泡塔・エアリフト型バイオリアクターにおける装置特性と培養成績との相関
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概要
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気泡塔・エアリフト型バイオリアクターは,物質移動,所要動力,装置内の勇断応力分布,装置構造などの点で優れており,広い範囲の操作条件において培養装置として利用されている.ここではこの型のバイオリアクターに関して,最近の報告を中心として紹介する.微生物の培養に関しては,大型パイロット規模の装置を含む実際の培養系における流動状態と培養成績との関連について,また菌の固定化,ペレット化による物質生産の効率化,微細藻の応用例について紹介する.植物細胞の培養に関しては,カルス細胞の浮遊培養以外に毛状根などの分化した細胞による物質生産の報告をまとめた.動物細胞については,懸濁または担体上に付着させた細胞の,装置内における損傷機構,細胞の保護剤の作用,細胞への酸素供給に関する報告を,取り上げた.廃水処理に関しては,生物膜を付着させた粒子を浮遊させた大型の処理装置,装置内の流動と生物膜の剥離の機構,また硝化と脱窒,難分解性物質の処理などの報告を紹介する.
- 社団法人 化学工学会の論文
- 2001-07-20
著者
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