西オーストラリアにおけるニッケル・金鉱床への物理探査法の適用について
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概要
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物理探査法による地表探査法は古くより活用されてきたが,採掘活動への応用がされるようになったのは近年のことである。採掘活動における物理探査法は,鉱床探査から岩種識別まで多岐にわたる。これによるコスト削減効果の極めて大きことは各国で報告されている。物理探査法の効果的活用には,岩種による物理的性質の違いを正確に把握することが重要である。例えばKambaldaにおける鉱床の特徴は高導電性であるため,鉱床探査は電気・電磁法が主体である。これに対して,金鉱床では一般に顕著な物理的性質の違いが現れないが,多くの成功例が報告されている。本論文では,西オーストラリアにおけるニッケル・金鉱床における物理探査法の適用について具体的な例を通じて,有効性・経済効果などについて紹介する。
- 社団法人 資源・素材学会の論文
- 1999-09-25