III.合併症の見方と治療・管理 5.高血圧
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概要
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糖尿病と高血圧はともに代表的な生活習慣病であり,両者を合併した症例に日常しばしば遭遇する.本稿では両疾患の病因・病態の関連について,また,最近の大規模臨床試験の成績を踏まえての降圧目標やそれぞれの薬剤の特徴を考えた降圧薬の選択などについて概説する.糖尿病性慢性合併症(細小血管障害および大血管症)の発症,進展の危険因子として高血圧が独立した因子であることが最近の大規模試験の結果で示された.したがって,糖尿病の治療上,血圧のコントロールは厳格な血糖コントロールと同等に重要であるとの認識が高まりつつある.
- 社団法人 日本内科学会の論文
- 2000-08-10
著者
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