妊娠中に発症したOpsoclonus - myoclonus synsdrome (OMS)の1例
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
症例は35歳,妊娠7カ月の女性.妊娠経過に異常はなく,過去にも2度の正常分娩を経験している.妊娠7カ月目に歩行時のふらつき,嘔気・嘔吐のため入院となった.初診時より両側眼球に同期性・非周期性のクローヌス,および頭頸部・四肢にも非周期性のミオクローヌスを認めOMSと診断.産科医と連携の上ステロイドを投与し数カ月でOMSは消失し正常分娩を得た.現在まで妊娠中に発症したOMSの報告はなく,発症機序を考えるうえでも貴重な症例と思われ報告した.
- 社団法人 日本内科学会の論文
- 1999-02-10
著者
-
荒木 淑郎
三井大牟田病院神経病総合医療センター神経内科
-
後藤 俊臣
三井大牟田病院神経病総合医療センター神経内科
-
米満 瑞恵
三井大牟田病院神経病総合医療センター神経内科
-
山口 安広
荒尾市民病院神経内科