高温物体から衝突噴流への沸騰熱伝達の実験的研究
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概要
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従来の衝突噴流への沸騰熱伝達に関する研究は主に直径が20mm前後のごく小さな高温物体に噴流を衝突させ, 衝突点近傍での熱伝達率を扱ったものがほとんどである.本研究は直径80mmの上向き伝熱面を有する熱容量の大きい銅製の伝熱ブロックに直径2.2mmの飽和温度の円形水噴流を0.6〜2.1m/sの速度で衝突させ, 衝突噴流への沸騰熱伝達特性を実験的に解明したものである.これより, 伝熱面上での気液の流動様相は伝熱面の温度が高くなるにつれて, 強制対流, 核沸騰および飛散液滴の様相へと大きく変化し, それに伴ない伝熱ブロックの表面熱流束分布や表面および内部の温度分布も大きく変化するなどの結果が得られた.
- 社団法人 化学工学会の論文
- 1997-07-10
著者
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