TiCl_4のMg還元による金属Tiの生成速度
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概要
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インパルス応答法によりTiCl<SUB>4</SUB>のMg還元反応の反応速度を測定した.気体のTiCl<SUB>4</SUB>を供給した場合のTiCl<SUB>4</SUB>の消失速度はTiCl<SUB>4</SUB>濃度に対して1次であり, 見かけの活性化エネルギーは59kJmol<SUP>-1</SUP>であった.液体のTiCl<SUB>4</SUB>を直接溶融Mg上に供給した場合は, 液体のTiCl<SUB>4</SUB>は一旦蒸発してから溶融Mgと反応し, その律速過程はTiCl<SUB>4</SUB>の蒸発であることがわかった.すなわち, TiCl<SUB>4</SUB>の蒸発速度を大きくすることによってTi生成速度を向上できると考えられる.
- 社団法人 化学工学会の論文
- 1995-07-10