従業地ゾーンからみた通勤交通行動について
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概要
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本研究は、従業地ゾーンからみた通勤交通行動の現象を把握するために従業者及び就業者平均トリップ長の算定、さらに従業地プリファレンス曲線の曲線回帰分析等について考察を試みた。札幌市における3つの年次 (1972年、1983年及び1994年) の通勤交通を対象に分析を行なった結果、就業者及び従業者平均トリップ長は居住地あるいは従業地の空間分布、特にCBDとの地理的位置関係によって大きく異なっている。従業地プリファレンス曲線については、2次曲線による曲線回帰が相関係数等から優れている。そして、回帰曲線の回帰係数及び回帰定数を通して各ゾーンの通勤交通行動の相違を把握するとともに、集中交通量及び通勤トリップ長等との関係ついても分析できた。
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